出産を機に会社を退職して専業主婦になった女性が、「子どもも大きくなってきたことだし、少しでも働きたい」と思ったら……。「働くことに何年もブランクがあるけど大丈夫だろうか」「育児や家事と両立できるだろうか」などと、不安材料も出てくるのではないでしょうか。そんな主婦の味方が「パートタイマー」という働き方です。今回は、パートタイマーとして働くメリットや仕事探しのポイントについて紹介していきます。
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今この記事をごらんになっている方が「そろそろパートの仕事でも探そうかしら」と思っているなら、そう思うに至った理由やタイミングがあるはずです。もしくは「パートをしたいけど今はちょっと……」という方もいるかもしれません。まずは、専業主婦がパートのお仕事を始めるタイミングについて、考えてみましょう。
厚生労働省の調査によれば、主婦がパートを始めるのは、子どもが幼稚園に入園する、もしくは小学校に入学するときのようです。幼稚園ならば、お迎えまでの間は働けますよね。小学校であれば下校して帰宅するまでは働けますし、「学童」を活用してもう少し長い時間働く方もいます。
厚生労働省が2010年に出生した子どもを継続的に調べているデータによれば、子どもが小学3年生になった2019年の時点でパート・アルバイトをしている母親の割合は40.9%となっています。ちなみにこの割合は出生後の第1回調査から年々上昇し、子どもが小学1年生のタイミングでは34.0%でした。
【出典】厚生労働省『第9回21世紀出生児縦断調査(平成22年出生児)の概況』より
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/syusseiji/18/index.html
主婦がパートとして働こうと決める理由としては「お金が必要になったから」というのも挙げられます。「生活費の足しにするため」や「子どもの進学資金のため」そして「自分の老後のため」など、細かな理由は人ぞれぞれでしょうが、子どもの手がかからなくなったときこそ「お金を稼ぐときである」と考えることもできますね。
続いて、これまで専業主婦をやってきた方がパートとして働くことのメリットをチェックします。また、さまざまな働き方がある中で、パート(パートタイマー)を選択するメリットについても見ていきましょう。
よく聞く「パート」とはパートタイマーの略で、フルタイムではなく短い時間で働く非正規雇用のことを指します。フルタイムなら「9時から18時まで」の職場でも、パートなら「10時から16時30分まで」や「最低1日5時間、週3日」といった条件で求人が出ているのを見たことがあるのではないでしょうか。そういった働き方が「パートタイマー」です。
パート主婦のメリットはやはり、正社員などのフルタイムワーカーよりも、子どものお迎えに行ったり、学校行事に参加したりといった際の都合がつきやすいことでしょう。また、子育て中の方をパートとして多く雇用している職場は、自然と子育て中の親への理解があるので、シフト変更なども相談しやすかったりします。
また、短時間勤務のお仕事を複数かけもちすることも、不可能ではありません。もちろん、ご自身がキャパオーバーにならないように注意はしてくださいね。
「職場で働く」ということは、お金を稼ぐという意味だけではなく、日々の生活をより豊かにしてくれます。
家庭以外の世界に触れることができますし、勤務先で新たな人間関係も生まれます。仕事の中で、お客様や同僚などとのコミュニケーションも取るでしょう。そういったことを通じて、社会との接点が増え、広い視野をもつことができるでしょう。職場に同じような年齢の子どもをもった同僚がいれば、育児についての情報交換などもできるかもしれません。
今まで専業主婦をしてきた方が、これからパートタイマーとして働きたい!と思ったとき、どのように仕事を探せばよいのでしょうか。希望条件や職種などについて考えてみましょう。
フルタイムのお仕事ではなくパートで働きたい!と思っているからには、子育てなどの事情があるかと思います。であれば、生活圏やその周辺のエリアで、無理なく通えるお仕事を探しましょう。たとえば「通勤に1時間半かかる」といったようでは、さすがに時間が惜しいですよね。
自分が週に何日、1日あたり何時間働けるのかも、事前にしっかり考えてきましょう。これは、履歴書の本人希望欄に書いておいたほうがスムーズですし、面接の際にも必ず聞かれます。
その上で、自分の経験が活かせそうな仕事や、これからやってみたいと思っていることなど、希望に合致する求人を探しましょう。加えて、求人に「主婦(主夫)歓迎」などと書かれている仕事を探すのもおすすめ。検索の際の条件に「主婦(主夫)歓迎」が用意されている求人サイトも、数多くあります。
希望条件とも関連しますが、主婦がパートタイマーとして働く際は「扶養の範囲内で働くのかどうか」を決めておく必要があります。パートとして働く方の年収が103万円以下であれば本人には所得税がかからないうえ、世帯主は配偶者控除を受けられますから、この「103万円」が一つの目安になるでしょう。
扶養の範囲内であるのせよ、そうでないにせよ、目標とする年収金額があるかと思います。そして、実際に週に何日、1日何時間働けるかという都合もあるはずです。それらを考慮すれば、だいたい「これくらいの時給は欲しいな」ということが見えてきます。
パートとして働く上では、子どもの預け先も確保しておくのは大前提です。延長保育や学童保育が使えるなら、最大限活用しましょう。とはいえ、たとえば小学校に入ったばかりのお子さんだと、むしろいろいろとやることがあり、子どもといっしょにいる時間が必要になったりします。また、子どもが急に病気になって……ということもあるでしょう。
自宅とパート先の距離、そして勤務時間などは、無理せずに時間的にも肉体的にも、そして精神的にも余裕をもてるように検討したいものです。
さて、パートタイマーとして働きたい主婦の方に人気がある職場の一つとして挙げられるのが、今回紹介する「コールセンター」です。
なぜ、コールセンターの人気があるのか?それは「主婦・主夫歓迎」や「1日数時間でOK」、「扶養範囲内OK」といった、働きやすいお仕事がたくさんあるから!比較的シフトの融通が利くお仕事も多く、一般的な「パートさん」のイメージからすると時給も高いので、限られた日にちと時間で効率よく稼ぐことができるのも魅力です。
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